ドライバーが不要な自動運転技術。著しい技術革新を背景に、いよいよ自動運転車両の導入が現実味を帯びつつあります。そんな中、都内ではドライバーのいない自動運転タクシーが登場。実証実験中であるものの、新たな移動体験を味わえるようになっています。どんな実証実験なのか、調べてみました。
ドライバー不在の車両が走行する自動運転と聞くと、中国やアメリカが先行していると思いがちですよね。しかし日本でも無人車両の導入に向けた動きが着実に進みつつあります。
そんな無人車両は、都内でもすでに目にすることができます。お台場エリアでは現在、ドライバーのいない無人タクシーが走行しています。もっとも実証実験のため、走行するエリアや時間帯は限られるものの、複数の拠点間を無人タクシーを使って行き来できるようになっています。
なお、この無人タクシーは、5段階ある自動運転レベルの「4」に相当するとのこと。具体的には特定の条件下に限り、自動運転システムがすべての操作を実施できるといいます。仮にドライバーを載せていたとしても、ドライバーが運転席を離れることも可能となります。そのため、交通量の多い都内でも問題なく走行できる水準となっています。
当面は実証実験を進めつつ、2025年にはお台場エリアを含む3ヵ所で無人タクシーによる移動サービスを提供するそうです。さらに2027年には都内の全域で移動サービスを展開するそうです。
バスやタクシー運転手の人手不足が叫ばれる中、自動運転による無人車両は人手不足を解消する切り札となるのか。今回の無人タクシーがどんな展開を迎えるのか、楽しみですね。
ちなみに、お台場は自動運転の実証実験を進めるエリアとして有名で、自動運転技術の開発を進める企業などが数多く実験を繰り返しています。自動運転に興味ある人は、先端車両が集まるお台場に足を運んでみてはいかがでしょうか。