美術品オークションといえば、ロンドン発でニューヨークや香港などで開催される、世界でも長い歴史を誇るクリスティーズやサザビーズが日本でも有名です。しかし今回、東京は五反田でちょっとTOKYOアートな美術品オークションがあるとのこと。どんなオークションなのか、早速調べてみました。
美術品や骨董品などのオークションといえば、専門の業者を対象にしたものが少なくありません。一般向けに実施するオークションはあるものの、入札するかどうかを問わず参加費がかかるケースが大半です。
そんな中、入場料無料で予約もせずに参加できるオークションが開催されます。ニューアート・エストウエストオークションズが主催するオールジャンルオークションです。
今回のオークションは、同社の創立40周年を記念したもの。近現代美術や東洋美術、西洋アンティーク、ジュエリーなど、幅広いジャンルの美術品が334点出品される予定です。
具体的には、「アール・ヌーヴォー&アール・デコ、西洋装飾美術」「ジュエリー」「日本・東洋美術」「モダン&コンテンポラリーアート」の4カテゴリ―に分け、カテゴリーに該当するものが順次オークションにかけられます。
「アール・ヌーヴォー&アール・デコ」では、草間彌生のアクリル作品が出品されるほか、ベルナール・ビュッフェ、クリムト、ブラジリエ、ヴラマンクなどの著名な作家の作品も揃えます。
「西洋美術」では、ラリックがシール・ペルデュによって制作した「水仙文花瓶」が目玉。さらに、アルベール・ダムーズによるパート・ド・ヴェールの作品「女性と海藻文トレイ」など、希少価値の高い作品が出品されます。ドーム、ガレなどアール・ヌーヴォーのガラス作品やマイセンなどのアール・デコ作品もあります。
「日本・東洋美術」からは、伊東深水の「眉墨」や横山大観の「海邊之月」、江戸前期に描かれたとみられる「和歌浦 日吉山王祭礼図屏風」などが出品。歴史的価値の高い作品を多数揃えます。
「ジュエリー」からは、2.765カラットの上質なダイヤモンドリング、49.10カラットのルビー ネックレス&ピアス、さらにアンティークジュエリーが出品されます。
オークションの開催は5月18日(土曜)です。ただし、事前に作品を鑑賞できる下見会も開催されます。もちろん申し込み不要で、無料で自由に下見できます。下見会は5月11日(土曜)から5月17日(日曜)まで開催されます。
「実際のオークションに参加してみたい」「貴重な美術品を見てみたい」など、美術品やオークションに興味のある人は、ぜひこの機会に会場を訪れてみてはいかがでしょうか。
【スポット情報】
ニューアート・エストウエストオークションズ創立40周年記念 美術品オークション
東京都品川区東五反田2-5-15(ニューアート・エストウエスト 五反田セールルーム)
0120-70-3722
5月18日(土曜)12時~(下見会は5月11日(土曜)~5月17日(金曜)11時~18時(最終日は15時まで))