日本三大祭りが東京にあった!これは見たい!「ゾウの山車」が銀座や東京駅を巡る! 6年ぶりに完全復活の「山王祭」を間近で見たい!

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夏と言えば、祭り! 日本の祭りは、よさこい祭りやねぶた祭り、東京では浅草の三社祭が有名ですが、赤坂発のとある祭りも、江戸三大祭りとして有名。実は6年ぶりに完全復活。その詳細とは?

赤坂にある「日枝神社」。この神社が主催し、11日間に渡って開催されるのが「山王祭(さんのうまつり)」です。開催期間中はさまざまな行事やイベントが盛り沢山。中には6年ぶりの開催となる「神幸祭(じんこうさい)」も。どんな行事やイベントが行われるのか早速チェック!

「山王祭」は、日本三大祭り及び江戸三大祭りの1つとして、古くからその名を轟かせてきたお祭り。その歴史は江戸時代に遡り、徳川家の将軍たちが「天下祭」として御覧になったことで有名。この山王祭が6月7日(金曜)〜17日(月曜)までの11日間に渡って開催されます。

山王祭の開催中は、いろいろな行事や行列、イベントが実施されます。とりわけ注目が、隔年で開催される「神幸祭」です。江戸時代の華麗な装束をまとった500人もの大行列が都内を練り歩きます。その長さは最長300mにもなるとのこと。歩くルートは永田町、四谷、麹町、九段、皇居、東京駅周辺、霞が関、銀座、日本橋など、約23kmにも及ぶそうで、東京一広い氏子地域を巡る山王祭最大の祭典です。この大行列は6月7日(金曜)7時45分〜17時に実施されます。

300mにも及ぶ大行列が都内を行進(出典:千代田区観光協会)
古風な行列と都会のコントラストが映える(出典:千代田区観光協会)

ちなみに、「神幸祭」が開催されるのは2018年以来6年ぶりとのこと。多くの人が「神幸祭」の復活を待ち望んでいたに違いありません。

さらに今年は山王祭の完全復活を祝し、「ゾウの山車」が初登場。このゾウの山車は、1728年にベトナムから江戸に連れて来られたゾウをモデルにしたもので、江戸後期から附け祭の曳き物として、山王祭に登場するようになったと言われます。ゾウのリアルな様子と大きさは、多くの観客の目を引くこと間違いありません。ゾウの山車は日枝神社、国立劇場、皇居坂下門、東京駅、銀座中央通りなどのルートを巡る予定で、登場するのは6月7日(金曜)7時45分〜17時。

ゾウの山車が都内を巡る(出典:千代田区観光協会)

その他、皇室のご安泰を祈願し、御神輿が皇居坂下門に登場。ちなみに山王祭は、三代将軍家光公の頃から江戸城内に入ることが許され、将軍がご覧になった日本で唯一のお祭りとして「天下祭」と呼ばれるようになったそう。こうした背景から皇居となった今も、御神輿が入るのはこの山王祭だけ。御神輿は6月7日(金曜)12時5分頃〜12時30分頃にかけて、皇居坂下門で見ることができます。

日本で唯一!御神輿が皇居、旧江戸城を巡る(出典:千代田区観光協会)

さらに翌日8日(土曜)には、神輿9基と山車3台が日枝神社に次々と入っていきます。16時〜17時頃の夕方にかけて、52段の石段を担ぎ上がる勇猛な姿を見ることができます。6月9日(日曜)には、街道の起点となっている日本橋に向けて神輿16基が銀座中央通りを進みます。日本橋の中央で神輿を天に向けて差す瞬間があり、この瞬間盛り上がりは最高潮を迎えます。

日枝神社にある52段の石段を担ぎ上げる雄姿を見られる(出典:千代田区観光協会)
日本橋の中央で神輿が天に向けられる(出典:千代田区観光協会)

ちなみに、山王祭は見どころが多すぎるため、「どこで何が見れるのか…」と思っている人も。そこで千代田区観光協会では、山王祭をより楽しむための「山王祭 楽しみ方ガイド」を発刊。祭りの見どころや行事の詳細をわかりやすくまとめており、初心者でも山王祭を楽しめるようになっています。web版やインバウンド向けの英語版ガイドもあるとのこと。千代田区観光案内所などの区内観光案内所やホテルなどで配布。ガイドを片手に山王祭を楽しむのもよいでしょう。

山王祭を楽しむためのガイドブックが配布される(出典:千代田区観光協会)

山王祭の開催中はこれらの行事だけではなく、赤坂の日枝神社でもさまざまな行事が連日繰り広げられています。都内でこれだけ大規模なお祭りはそうそうお目見えしないだけに、ぜひ気になる人は「山王祭」をチェックしてみましょう!

【イベント情報】
「山王祭」
東京都千代田区永田町2-10-5(日枝神社)
03-3581-2471(日枝神社)
6月7日(金曜)~17日(月曜)

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