青梅へGO! 南極基地を擬似体験! 猛烈ブリザード体験や本物の氷や隕石に触れる、南極の特別展に興味津々

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未知なる極地、南極のリアルを全身で体感! 観測隊の視点に立ち、過酷な自然環境や地球が辿ってきた歴史の深さに迫る特別展が開催中。その見どころをご紹介。

9月27日(日曜)まで、青海の「日本科学未来館」で開催中の特別展「大南極展」。南極は、人間が生活していないエリア。大気や環境が汚されておらず、地球の「昔と今」がそのまま残されている世界唯一の場所。日本は70年以上にわたり南極で観測を続け、気候変動の解明などに大きく貢献してきました。今回の展示では、そうした成果をパネルで見るだけでなく、五感で体験しながら楽しく学ぶことができます。
展示の目玉のひとつが、実際に南極で採取された「本物の氷」に触れられるコーナー。何万年も前に降り積もった雪が固まってできた氷に触れる瞬間は、他では味わえない不思議な体験です。手に伝わる冷たさを感じながら、気泡の入り方や氷の透明度をじっくり観察できます。

何万年前の空気が閉じ込められた「本物の南極の氷」に触れられる体験エリア。

太古の地球環境を映し出すタイムカプセル「アイスコア」の展示も見逃せません。アイスコアとは、南極の氷床を深くまで掘削して抜き出した円柱状の氷のこと。内部には数万年前の空気や大気成分、降水などの形跡がそのまま閉じ込められており、地球の気候変動を読み解く重要な手がかりとなります。普段は国立極地研究所の低温室で厳重に保管されているため、一般公開されるのは極めてレア。掘削に使われた専用ドリルとともに展示されています。

太古の地球環境を解き明かす貴重な手がかり「アイスコア」と掘削ドリル。©国立極地研究所

さらに、極地、南極ならではの現象「ブリザード(猛烈な吹雪)」を体感できるエリアも登場。ブリザードは、強風によって地表の雪が激しく巻き上がり、周囲が真っ白になって視界が奪われる「ホワイトアウト」を引き起こします。会場では、安全に体験できるように「強風」と「視界不良」の演出を分けて再現。観測隊員たちがどんなに過酷な環境で研究を続けているのかを、身をもって実感できます。

視界が真っ白になるホワイトアウトや強風を再現した「ブリザード体験エリア」。

また、実は「隕石採集の聖地」と呼ばれる南極で発見された本物の隕石も公開。隕石は白い氷の上で発見しやすく、氷河の移動によって一箇所に集まる特性があります。そのため、世界で登録されている隕石の約60%が南極で採取されています。日本隊もこれまでに約1万7400個を採取しており、今回はその中から厳選された30点以上を展示。手に持って重みを確かめられる鉄隕石や、月や火星由来とされる超激レアな隕石にも出会えます!

ずっしりとした重みを直接手で持って体感できる「南極の鉄隕石」。©国立極地研究所

ペンギンやアザラシなど厳しい環境で暮らす生き物の標本を、ドームの中から覗き込んで間近に観察できるユニークなエリアも必見。その他にも、大気を調べる観測装置の展示や、昭和基地での研究の様子、隊員たちのパワーの源である美味しい食事のサンプル展示など、南極での基地暮らしをリアルに知ることができます。

ドームの中から顔を出して、ペンギンやアザラシの標本を間近で観察!
厳寒の過酷な環境下で、日々大気や気象の調査を行う南極観測隊。©国立極地研究所
厳しい極地で働く観測隊員たちの力となる「昭和基地の美味しい名物料理」のサンプル。©東京農業大学「食と農」の博物館

展示エリアの最後の締めくくりは、頭上一杯に広がるオーロラの光に包まれながら歩く幻想的な帰り道。ゆらゆらと揺らめく緑のカーテンに照らされ、まるで極夜の南極を一人占めしているかのような臨場感を味わえます。ドラマチックな演出とともに、南極探検の旅を美しく締めくくります。

ゆらめく緑の光が美しく道を照らす、幻想的なオーロラ体感空間。

【イベント情報】
特別展「大南極展」
東京都江東区青海2-3-6日本科学未来館1F企画展示ゾーン
03-6820-4071
9月27日(日曜)まで開催中
10時~17時
9月1日(火曜)、8日(火曜)、15日(火曜)休館
入場料は大人(19歳以上)2000円(前売1800円)、18歳以下1300円(前売1100円)、未就学児(3歳以上)900円(前売700円全て税込)、2歳以下無料

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