都心から離れた東京のアイランドリゾート、伊豆七島。その1島である伊豆大島=東京都大島町。ここに島の歴史や暮らしを学べる体験施設が誕生。どんな施設なのか、どんな体験ができるのかチェック!
東京から南に約120km。伊豆半島東側の沖合い約30kmの場所に位置する伊豆大島。火山島ならではの地形は東京都とは思えない独特な景観を形成し、1年を通じて多くの観光客で賑わっています。
そんな伊豆大島に新たな体験施設が誕生。その名は「伊豆大島ミュージアム-ジオノス-」。実はここ、1986年の三原山噴火を契機に設立された「伊豆大島火山博物館」が!をリニューアル。これまでの火山に特化した展示だけではなく、伊豆大島の生態系や暮らし、防災まで学べる拠点へとリニューアル。

施設は2階建て。1階には、体験教室や島の情報コーナーと共に、島内外の方々が交流できる無料の交流ゾーンを用意。2階には、ジオ、ネイチャー、ライフの3テーマをグラフィックやデジタルを使って学べる有料展示ゾーンを用意。中でも注目は2階に新設したVRシアター。大迫力の映像や音声と共に火山の火口の様子や島の自然を体験できます。VRシアター内には5台のプロジェクターを設置。正面と左右の壁面と床に映像を表示。まるでその場にいるかのような臨場感を体験。正面スクリーンは約250インチの大画面。立体的な映像と音響が連動し、視界全体が映像に包み込まれるような没入感を味わえます!

なお、上映コンテンツは、大型ドローンと高精細VRカメラによって8K映像で撮影。普段は立ち入ることのできない三原山中央火口上空や、海上からのダイナミックな視点を体感できます! 噴火の痕跡を辿る「足元すべてが活火山」 というコンテンツでは、伊豆大島のどこからでも噴火が起こり得ることや、過去の噴火の歴史を臨場感ある映像で学ぶことができます。「火山とともに」というコンテンツでは、伊豆大島の地形が火山噴火や波、雨、風によって形作られてきたことや、人々がその地形を活かして集落を築いてきた歴史を紹介。両コンテンツとも映像を4面で投影し、没入感を味わいながら伊豆大島の歴史を振り返ることができます!
【スポット情報】
「伊豆大島ミュージアム-ジオノス-」
東京都大島町元町字神田屋敷617
04992-7-5300
10時~16時30分(大型船到着日は9時~)
水曜休館(臨時休館、臨時開館あり)
観覧料は大人820円(映画視聴のみ370円)、子供・70歳以上・障がい者手帳をお持ちの方と付添者410円(映画視聴のみ190円)。