松屋銀座100周年を記念した展覧会が開催中。日常にありふれた、それでいて奥深い「包む」というテーマにフォーカスした展覧会に、何だか面白そうな展示が…早速チェック。
10月13日(祝日)まで、銀座の松屋銀座8階のイベントスクエアにて開催中の「松屋銀座100周年企画 Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」。「包む」がテーマで、多角的に再定義。約90点の作品や事例を展示。
本展の展示は「包む」を7つのテーマに分けて構成。卵や鳥の巣なと自然界の「包む」。おにぎりやシュークリームなど食の「包む」など。包むをCTスキャンで可視化したり…。またAI犬型ロボットのアイボのパッケージや、田根剛氏の「Tane Garden House」などの事例も展示。プロダクトや建築における「包む」の形も展示。新しい発見がある「包む」展示会。

中でも注目は、日本を代表する建築家、隈研吾氏のモバイル茶室「浮庵」の特別展示。ヘリウムガスを充填したバルーンに、世界で最も軽いとされる布「スーパーオーガンザ」をかけた茶室が、ふわりと宙に浮かぶ姿に驚愕。物質的な重さから解放されたミニマルな構造で、布のドレープが内部を柔らかく包み、身体が浮くような感覚を生み出します。伝統的な茶室の概念を現代的に更新。その繊細で詩的な佇まいから、新しい「包む」を体感。

展覧会に併設される、期間限定のオフィシャルブックカフェ「Tsu-tsu-mu Café by OGAKI BOOKSTORE」にも着目。日本デザインコミッティーの小泉誠氏が空間を担当。展覧会のテーマである「包む」を表現した「Tsu-tsu-muどら焼き」など限定メニューも登場。

【イベント情報】
「Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」
東京都中央区銀座3-6-1松屋銀座8Fイベントスクエア
03-3567-1211(代表)開催中。
10月13日(祝日)
11時~20時(最終日~17時。入場は30分前まで)
開催中無休
料金は大人2000円、高校生1500円、中学生以下1000円(全て税込)。
