お酒の飲み方、付き合い方が多様化するなかで、客だけでなくお店も、お酒と向き合うひと時を格別なものにしてもらうべく、創意工夫を重ねています。その結果、今ではさまざまなスタイル、コンセプトを持ったお店が生まれ、その日の気分に合ったお店を選べるようになりました。ここでは、そんな皆さんの行きつけのお店リストに加えてほしい、千歳烏山に4月オープンしたばかりの隠れ家バルを紹介します。
テーマは「セルフ」、つくる過程も楽しめるマイペースな飲み放題が楽しい！
千歳烏山のバル「エバデリ」は、わずか10坪15席という小さなスペースの隠れ家バル。ここのコンセプトは「セルフ」。「エバデリ」では客が自分でビールやワインを注ぎ、楽しむことができます。もちろん、飲み放題にも対応しているので自分のペースで好きなだけお酒を楽しむことができます。
ビールはキリンの一番搾り、ワインはサーバーから直接注げる微発泡の赤ワインと白ワインが用意されており、赤はランブルスコでエミリア・ロマーニャ州を主な産地とする、伝統的な天然微発泡のワインです。世界的にも珍しい赤の発泡ワインはお肉との相性もよく、すっきりとした飲み口でスイスイ飲めてしまいます。
一方、白のフリッツァンテはスプマンテよりも発泡性の低いイタリアのスパークリングワイン。発泡が少ないので、ワイン本来の風味を残したまま、すっきりと楽しめるのが特徴です。魚介系はもちろん前菜によく合うので、食前食中を選ばないオールラウンドなワインと言えるでしょう。
そのほか、チューハイやカクテルもこの通り、好きなように自分でつくって飲むことができます。このスタイルで飲み放題は1人1時間1,000円と非常にリーズナブルな価格設定なのもうれしいところ。大人数でにぎやかに飲む、というよりは、たとえば友達どうし、女子会のような少人数での集まりにピッタリなお店です。
フードメニューはフレンチシェフ監修のラム肉に注目！
「エバデリ」のフードで特徴的なのがラム肉を使ったメニューの豊富さ。長年星付きのレストランで勤めたシェフがグランドメニューを監修しています。低温調理でじっくりと火を入れたラム肉は驚くほど柔らかで、ジンギスカンなどで想像されるラム肉とは一味違った旨さです。
低温調理で6時間以上火にかけ仕上げにグリルで焼き上げたラムチョップ。ドラフトワインのランブルスコや赤ワインと合わせるのがおススメです。
ラム特有の臭みはほとんどなく、味わい深いラムもも肉をたたきに。赤ワインはもちろん、ビールや焼酎、スピリッツとも相性がよく岩塩やちょっと和風のねぎ塩レモンと合わせていただきましょう。
ラムタンはあまり市場に出回らない希少な部位ですが、それを炙った後に薄くスライスしていただけます。ラムタン独特の風味とあっさりとした味わいが、おつまみにぴったりです。
まだオープンしたばかりの隠れ家バル「エバデリ」。千歳烏山駅から徒歩30秒という好立地にあり、近郊に住む方にはぜひおススメのお店です。お一人様でも、フラッと立ち寄って1時間自分のペースで飲んでサッと切り上げるなんて利用法でも楽しめること間違いなし。ぜひ一度、お店を訪れてみてくださいね。
【お店情報】
「バル酒場 エバデリ」
☎ 050-5806-8580
東京都世田谷区南烏山6-4-6リバービルII 3F
月曜～土曜17時〜23時（L.O. 22時）
日曜定休
