『超絶イマーシブ』で迫るツタンカーメンの謎。好評につき、常設展に。横浜みなとみらいで開催中!

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“見る”から“入り込む”古代エジプトへ

横浜みなとみらいのツタンカーメン・ミュージアム(PLOT48)で開催中の「MYSTERY OF TUTANKHAMEN/ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~」。
世界に3セットしか存在しない130点余りのスーパーレプリカ、高精細3Dスキャンデータ、完全再現された王墓空間、音と映像による没入演出――。アナログとデジタルが融合した“超絶イマーシブ”な体験として話題を集め、期間限定開催から常設展へと進化しました。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム
目次

好評につき、常設展へと進化

当初は会期を設けた展覧会としてスタートしましたが、日を追うごとに来場者数は増加。2025年9月には累計来場者10万人を突破し、より多くの方が楽しめるよう、開催期間を設けない常設展としての開催へ変更が決定しました。
「いつでも行ける」からこそ、気になる謎を追いかけるように“再訪”したくなる――それも本展の魅力です。

7つのミステリーで学ぶ古代エジプト

死生観とミイラの謎

古代エジプト人は、太陽が西へ沈み冥界を旅して東から再生するように、人もまた復活すると信じました。ミイラ作りは、来世へ備えるための保存技術であり、同時に宗教的な儀式。体の洗浄、内臓の除去、防腐処理、亜麻布での包帯――そのプロセスを辿ることで、古代の死生観が立体的に浮かび上がります。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

ヒエログリフが語る世界観

神殿や墓、石碑や彫像に刻まれたヒエログリフは、書記や神官など限られた人々だけが扱えた神聖な文字。ツタンカーメンの時代を読み解く鍵のひとつが、父アクエンアテンの改革からの転換を記す「復興碑」です。文字は単なる記号ではなく、政治と宗教、そして国家の意思そのもの。刻まれた“言葉”が、時代の輪郭を描き出します。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

副葬品に宿る王の日常

ツタンカーメンの副葬品は葬送儀礼のためだけではなく、彼が生前に使っていた日用品も数多く含まれています。9歳で即位し、19歳前後で亡くなったとされる若き王。王墓からは130本もの杖が発掘されており、彼の身体的特徴を示す手がかりとしても注目されています。その副葬品を同様の大きさ、素材、技法で精緻に再現したスーパーレプリカを間近で見られる本展では、ツタンカーメンが“生きていた気配”が現実味をもって迫ってきます。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

宗教改革の混乱と復興

古代エジプトは本来、多くの神々を崇拝する多神教の世界。しかし父アクエンアテンは、太陽円盤の神アテンのみを崇める宗教改革を断行し、社会に大混乱をもたらしました。ツタンカーメンはそれを覆し、多神教へ回帰させた王。展示を巡るほど、宗教が“信仰”であるだけでなく、“国家の秩序”そのものだったことが実感できます。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

棺に隠された違和感

ツタンカーメンのミイラは、黄金のマスクをまとい、マトリョーシカ状に重ねられた棺と厨子の中に納められていました。第一・第二の人型棺は金箔が施され、最後の棺は110キロもの純金製だったとも伝わります。中でも注目は、第二の棺だけがツタンカーメンと異なる顔立ちである点。別の王の棺が再利用された可能性も指摘され、王の死をめぐる謎を深めます。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

黄金マスク背面の秘密

黄金マスクの正面は広く知られていますが、背面にはヒエログリフが刻まれていることをご存じでしょうか。そこに記されるのは、死者を復活へ導く「魔法のミイラマスクの呪文」の一部。ガラスケースなしに間近で見ることができるので普段は見落とされがちな“背面の物語”にまで迫れるのも、本展ならではの醍醐味です。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

王墓に残る最大の謎

ツタンカーメン王墓は、王家の谷の他の王墓と比べて圧倒的に小さく、構造や壁画も通常とは異なると言われます。伝統的な葬送文化とアマルナ期の信仰が折衷されているようにも見え、謎は尽きません。さらに近年、墓の壁の奥に隠し部屋があり、義母ネフェルティティ女王が眠っている可能性を提唱する説も。スーパーレプリカと高精細3Dデータが、その“謎の輪郭”をリアルに描き出します。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

アナログ×デジタルの没入体験

本展の魅力は、知識を“説明される”のではなく、空間に入り込みながら“自分で掴んでいく”ところにあります。
完全再現された王墓空間、イマーシブ・プロジェクション、監修者の解説コンテンツ、展覧会オリジナルのテーマ音楽――。五感を通して古代エジプトに触れることで、展示を見終えたあとも「もう一度確かめたい謎」が残るはずです。

©︎ツタンカーメン・ミュージアム

夜の特別体験も継続へ

金・土・日・祝日に好評を博している『ナイトミュージアム』は、今後も開催予定です。
昼とは異なる表情のイマーシブ空間で、より深く“ツタンカーメン・ワールド”に没入できる夜の時間もお楽しみいただけます。

■ 2月の開催日程
2/1(日)、2/6(金)、2/7(土)、2/8(日)、2/11(水・祝)、2/13(金)、2/14(土)、2/15(日)、2/21(土)、2/22(日)、2/23(月・祝)、2/27(金)、2/28(土)
※2/20(金)は開催いたしませんので、ご注意ください。

チケット発売や開催日などは、公式サイトのお知らせで順次案内予定です。

みなとみらいの新たな文化拠点へ

PLOT48では本展に加え、昨年10月より北原照久氏の「おもちゃ博物館」、一年中クリスマスのお店「クリスマストイズ」、カフェ「アンカー」がオープンし、みなとみらい21地区の賑わい創出と文化芸術の振興に向け、施設全体としても進化を続けています。

【開催概要】
展覧会名称:「MYSTERY OF TUTANKHAMEN/ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~」
英字表記 :MYSTERY OF TUTANKHAMEN
会   場 :ツタンカーメン・ミュージアム(横浜みなとみらいPLOT48)
住   所 :神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1
主   催 :合同会社ツタンカーメンプロジェクト
企   画 :角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人角川文化振興財団)
監   修 :河江肖剰(名古屋大学 デジタル人文社会科学研究推進センター教授)
音   楽 :川井憲次(AUBE)
美   術 :上條安里(サンクアール)
照   明 :高松伸行(コモード)
スキャン・CGアート:市川泰雅(WORLD SCAN PROJECT)
映像監督 :田内健弥
協   力 :メトロアドエージェンシー、WORLD SCAN PROJECT、日経ナショナルジオグラフィック、CF-1、マゼラン・リゾーツ&トラスト、Platoo ほか
後   援 :神奈川県、横浜市、横浜港運協会、横浜港振興協会、UR都市機構、FMヨコハマ 
チケット価格:大人(大学生以上)2600円、中高生2000円、小学生1500円(全て税込)、未就学児無料
開館時間  : 11時〜18時(土日祝は10時~18時、最終入館は閉館の30分前)
休館日:火曜日
※休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※展示内容が変更、または中止になる場合があります。予めご了承ください。

公式ホームページ:https://tutankhamen.jp/

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