両国のすみだ北斎美術館にて、葛飾北斎と歌川広重の作品が集う展覧会が開催中。富士山をテーマにした展覧会で、2人の巨匠それぞれの個性が光る風景画を見比べてみて!
8月30日(日曜)まで、すみだ北斎美術館にて特別展「開館10周年記念 北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士」が開催中。富士山をテーマに、2人の巨匠、北斎と広重に焦点を当てた注目企画。北斎が生涯のほとんどを過ごしたゆかりの地、墨田で、名所絵を代表する傑作が一堂に会し、時代を超えて愛される富士山の魅力を再発見。
まず目を引くのは、ダイナミックな描写と大胆な構図で知られる北斎の傑作たち。代表作「冨嶽三十六景」シリーズを、イベントの前後期に分けて全点展示。波の間から富士山を望む「神奈川沖浪裏」や、赤富士として親しまれる「凱風快晴」など、記憶に残る名品がずらりと並びます。約4年ぶりとなる全点公開で、北斎が描き出した奇想に満ちた富士山の世界をじっくり鑑賞できる貴重な機会。

一方、温和な筆致でリアリティーを追求した風景画で支持を受けたのが広重の作品。今回の展示では、広重の「冨士三十六景」や「不二三十六景」などのシリーズを全点紹介。北斎とは対照的に、人々の暮らしや自然の情感を繊細に捉えた描写が大きな特徴。2人の作品を丹念に比較することで、それぞれの作家が目指した独自の個性がより鮮明に浮かび上がってきます。

江戸の人々を魅了した富士山の雄姿。名作の数々が、現代を生きる私たちの感性を優しく刺激してくれます。2人の巨匠が競演するこの特別な展覧会へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【イベント情報】
「開館10周年記念 北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士」
東京都墨田区亀沢2-7-2 すみだ北斎美術館
8月30日(日曜)まで開催中
9時30分~17時30分(最終入館17時)
月曜休館
料金は大人1000円、高校大学生700円、中学生300円、65歳以上のシニア700円(全て税込)、小学生以下無料
