朝ドラにしてほしい! 明治大正の文豪、森鴎外美術館の展示会が興味深い! 鴎外の子供たちと父の家族愛に迫る!(from千駄木)

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文豪、森鴎外とその子供たちの心の交流をテーマにした展覧会が千駄木で開催中。作家や陸軍軍医ではない、1人の父…「パッパ」としての鴎外の姿に迫ります。早速チェック!

3月31日(火曜)まで、千駄木の文京区立森鴎外記念館にてコレクション展「鴎外と子どもたち―於菟、茉莉、杏奴、類が語るパッパ」が開催中。陸軍軍医や厳格な文学者として知られる森鴎外。しかし本展では、彼が子供たちに注いだ深い愛情に光を当てます。家族だけが知る優しい「パッパ」としての鴎外、その人間味あふれる実像に迫る、知的好奇心を刺激する展覧会。
鴎外には、長男の於菟(おと)をはじめ4人の子供がいました。彼らは父の死後、随筆を通して鴎外との思い出を語っています。会場では、長男の於菟の「砂に書かれた記録」や、長女の茉莉(まり)による「父の帽子」など、自筆原稿や当時の著作の数々を珠玉のエピソードと共に展示。学問に向かう鋭い眼差しと、家庭で見せる穏やかな表情のギャップ…子供たちの感性豊かな言葉を辿ることで、偉大な文豪が持つ1人の父親としての温かみが浮かび上がります。

鴎外に溺愛された子供たちの写真。右から於菟(おと)(当時44歳)、茉莉(まり)(当時31歳)、杏奴(あんぬ)(当時25歳)、類(るい)(当時23歳)。

子供たちが大切に継承してきた鴎外ゆかりの品々も見どころの1つ。鴎外が自ら朱筆で添削した次女の杏奴の短歌草稿には、親子の親密な交流が滲みます。家族で遊んだとされる「双六(すごろく)盤」など愛用品も公開。さらに鴎外が自ら娘の名前を丁寧に記したそろばんなど、日常生活の息遣いが伝わる貴重な資料が並びます。

鴎外が家族と遊んだ「双六盤」など、数々のゆかりの品を展示。

戦争や環境の変化を乗り越え、鴎外の遺品を後世へ繋ごうとした子供たちの歩みも紹介。展示を通じて鴎外の生きた証を、次世代へ守り伝えていく子供たちの情熱に触れられます。文学への造詣が深くなくても一編の家族ドラマのように心に響くはず。かつて文豪とその子供たちが笑い合った穏やかな時間、その温もりにぜひ触れてみてください。

【イベント情報】
「コレクション展 鴎外と子どもたち―於菟、茉莉、杏奴、類が語るパッパ」
東京都文京区千駄木1-23-4文京区立森鴎外記念館 展示室2
03-3824-5511
1月18日(日曜)~3月31日(火曜)
10時~18時(最終入館17時30分)
1月26日(月曜)、1月27日(火曜)、2月24日(火曜)~2月26日(木曜)、3月23日(月曜)、3月24日(火曜)休館
料金は大人(高校生以上)300円(税込)。中学生以下無料

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