【目黒教授のワンポイント防災講座 vol.35】子どもやお年寄りがいる場合、気をつけることは?

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日本全国地震列島。日本は、いつどこで地震が起こるか分からない地域。東京などの都市圏はもちろん、中山間地域においても、住人はいつも地震に備えておかなければ、自分や家族の生命、財産は守れません。

そこで、日本の防災の権威、目黒教授がご指南。連載第35回目は「子どもやお年寄りがいるときの対策を教えてください」。

目黒教授 災害は、被災地が抱える潜在的な課題を顕在化させます。子どもやお年寄りのみならず、被災地の人々が抱える課題がより甚だしく発現するという意味です。そのため、子どもやお年寄りがいる場合を想定したときに重要になるのは、平時に一人ひとりの子供やお年寄りが、それぞれに抱えている具体的な課題を抽出しておくことです。

例えば日頃から必要なもの、子どもだったらミルクやアレルギーフリーの食材、不安を和らげるぬいぐるみ、お年寄りだったらいつも飲んでいる常備薬やお薬手帳、そういったものをきちんとリストアップしておいて、避難所に移動するような場合には、それらを忘れずに持参することが重要です。また残念ながら持参できなかった場合は、作成したリストに基づいて、避難所で必要なものは何かを説明できるようにしておくことが大切です。(次回に続く)

目黒公郎プロフィール
東京大学大学院情報学環長・教授。専門は総合災害管理、国際防災戦略。内閣府本府参与、多数の省庁の防災委員、日本地震工学会、地域安全学会、日本自然災害学会などの会長を歴任。防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞。

●目黒教授のラジオ連載「みんなのサンデー防災」は、各種の災害がもたらす被害の最小化と、災害時を被災地地域の課題を解決する機会として活用し、発災以前よりもいい地域に改善するために必聴の番組。毎週日曜14時〜全国コミュニティFMで放送中。詳しくは「みんなのサンデー防災」で検索してみてください。

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