オスカー・ワイルドの「サロメ」などの挿絵で知られる画家、オーブリー・ビアズリー。弱冠25歳にして、この世を去った若き天才の軌跡をたどる展覧会が丸の内の美術館で開催中。
5月11日(日曜)まで丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才-ビアズリー」。19世紀末に活躍したイギリスの画家、オーブリー・ビアズリーにスポットライトを当てる展覧会です。大胆な白と黒の色づかいや精緻な線描からなる洗練された版画作品で注目を集めるも、25歳で夭折した若き天才の生涯に迫ります。

本展では、オーブリー・ビアズリーが画業を志す初期の段階から彼の人生をフィーチャー。全6章にわたってその軌跡をたどります。彼の代表作となる「サロメ」の挿絵を巡る、オスカー・ワイルドとの関係性も合わせて考察。

後期のロンドンの自邸の制作環境再現や、生活苦にあえいでいる時に手がけた「卑猥な絵」と呼ばれる「リューシストラテー」収録の作品も展示。人気画家から没落した後の、光と影の影の部分とも言える作品から起死回生を期して生み出された作品まで、若き天才オーブリー・ビアズリーの生涯に迫ります。

【イベント情報】
「異端の奇才-ビアズリー」
東京都千代田区丸の内2-6-2三菱一号館美術館
050-5541-8600
5月11日(日曜)まで開催中。
10時~18時※祝日を除く金曜と最終週平日、第2水曜、4月5日(土曜)は20時まで開館。入場は閉館30分前まで。
料金は大人2300円、大学生1300円、高校生1000円、毎月第2水曜17時以降入館の「マジックアワーチケット」1600円(全て税込)。
月曜休館。2月24日(月曜)、3月31日(月曜)、4月28日(月曜)、5月5日(月曜)は開館。