日本では27年ぶりに六本木ヒルズで開催中! 「地獄」を生きた女性アーティストの大規模個展を見逃しては行けない!

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20世紀を代表するアーティスト、ルイーズ・ブルジョワ。世界の主要な美術館に展示されている彼女の作品。日本では実に27年ぶりとなる個展が六本木で開催中。早速その内容をチェック。

六本木の森美術館で2025年1月19日(日曜)まで開催中の「ルイーズ・ブルジョワ展 〜地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」。1911年、パリで生まれたルイーズ・ブルジョワ。70年間にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、様々なら作品を残しました。男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求し、対極なこれらの概念を作品内に共存させてきました。

蜘蛛をモチーフにした彼女の作品。六本木ヒルズの屋外にもシンボルとして設置。

ブルジョワの作品は、彼女が幼少期に経験したトラウマ的な出来事をインスピレーションの源にしています。彼女は記憶や感情を普遍的なモチーフへと昇華させ表現しました。現在も様々なアーティストに多大な影響を与えているブルジョワの作品は、世界の名だたる美術館で展示され続けています。日本では27年ぶり、また国内最大規模の個展となる本展。約100点に及ぶ作品群を3章構成で紹介。その活動の全貌に迫ります。

木と鋼、布とビーズで作られた「トピアリーIV」。

本展の副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」は、ハンカチに刺繍で言葉を綴った晩年の作品からの引用。この言葉は、ブルジョワ自身の感情のゆらぎや両義性を示しながら、ブラックユーモアのセンスも。逆境を生き抜いたサバイバーだと自らを語るルイーズ・ブルジョワ。生きることへの強い意志を表現するその作品群は、戦争や自然災害、病気など、地獄のような苦しみを克服するヒントを与えてくれます。

彼女のメッセージは現代を生きるヒントにもなるかも。

【イベント情報】
「ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」
港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53F森美術館
050-5541-8600
2025年1月19日(日曜)まで開催中。
10時~22時
※ただし火曜のみ19時まで。
チケットは平日大人2000円、学生(高校・大学生)1400円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1700円。
土曜・日曜・祝日大人2200円、学生(高校・大学生)1500円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1900円(全て税込)。
※入場は公式サイトにて日時指定、事前予約制。
開催中無休。

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