神宮前の美術館で開催中! やっぱ、アジアの中でもTOKYOカルチャー、現代アートって、すっごく面白くて刺激的!

  • URLをコピーしました!

開館してもうすぐ35年を迎える外苑前のワタリウム美術館。小さい施設の美術館ながら、現代アートや若手のアーティストの作品を日本に紹介してきた、日本のポップアートの前屈者的存在感。そんな美術館の展覧会を要チェック。

外苑前のワタリウム美術館で、12月8日(日曜)まで開催中の「SIDE CORE展 コンクリート・プラネット」。街中の公共な場所や路上を舞台としたアートで近年注目を集めているアートチーム「SIDE CORE」の初となる個展が面白そう。

都市の構造そのものをモチーフにした作品。

高速道路や線路、地下水路など都市のインフラを繋ぐ場所を特別な方法で撮影…街灯やガードレール、道路工事のサインなどを素材としたインスタレーション作品たち…都市の公共性や仕組みに着目し、それをモチーフにした作品を繰り出していくアートチームが「SIDE CORE」です。

高架やトンネル、暗渠、グラフィティなど都市の一隅を切り取り、拡張するようなアート作品。

建築や壁画、グラフィティを巡らせるアクション「MIDNIGHT WALK tour」。それは、予告なしに自分たちの作品を街中や路上に点在させていく、ストリートなアート活動。都市におけるアーティストの表現の在り方を自由に拡張し続けます。

今回のこの個展は、そんなSIDE COREの個性を活かし、美術館内部だけではなく周辺の環境にも作品を展開。SIDE COREの持つ都市への想像力がアートを通じて広がっていくさまを鑑賞できる展覧会。

都市を形成するパーツたちが集まり連なって、新たなアートに開花。

この開催に当たり、SIDE COREは以下のようなメッセージを寄せています。
「今回の展覧会では、私たちの視点、行動、ストーリーテリングをキーワードに3つのテーマに分類した作品群を展示しています。視点のセクションでは、主に路上のマテリアルを用いて、都市のサイクルをモデル化する立体作品の新作シリーズ…。行動のセクションでは、都市の状況やサイクルの中に介入した行動、表現の映像、写真のドキュメント…。そしてストーリーテリングのセクションでは、2023年から継続したプロジェクトunder city、東京の地下空間をスケートボードによって開拓していくプロジェクトの最新版を展示しています。都市の暗部を開拓し、小さなアクションを積み重ね、都市の風景にノイズをフィードバックしています。そうした一連の行為は、東京の都市システムに対して個人という小さな単位のビジョンを介入させていくことにあたります。同時に国境や時代を超えたカルチャー、アクティビズムの連鎖反応に触れ、予想できない誰かと繋がりを作り出す方法であると考えています」。

都市の構築物、公共を繋ぐ構造、都市の建築物、ストリートに点在するアート…そんなキーワードにどこかワクワク興味をひかれしまう展覧会に、ぜひ足を運んでみては?

【イベント情報】
「SIDE CORE展 コンクリート・プラネット」
東京都渋谷区神宮前3-7-6ワタリウム美術館
03-3402-3301
12月8日(日)まで開催中。
11時〜19時
料金は大人1500円(ペア2600円)、25歳以下の学生と70歳以上のシニア1300円、小中学生500円(全て税込)。
月曜休館。ただし祝日の場合は開館し翌日休館。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次