地域に根ざした憩いの場「銭湯」の魅力を再発見してみませんか? 東京メトロでは、都内屈指の銭湯密度を誇る台東区の公衆浴場組合とのコラボレーション「東京メトロ×台東銭湯スタンプラリー2026」を6月15日(月)から7月20日(月)まで開催!下町散策と合わせて個性豊かな銭湯巡りをお楽しみください。
サウナブームやレトロブームも後押し!非日常スポットとして注目の台東銭湯

煙突から煙たなびく町の銭湯は、自宅に浴室がなかった時代の欠かせない生活インフラ。昭和・平成世代にとってはノスタルジーの象徴とも言えるでしょう。
1970年に2600軒以上あった東京都の銭湯(一般公衆浴場)も、現在では約410軒に減少し、年々その姿を消しています。
「東京は郊外のスーパー銭湯のような施設が造りにくいこともあって、一般の公衆浴場が残っている方ですが、老朽化した建物を建て替えるタイミングで閉業される方も多いと思います」
そう語るのは台東区公衆浴場組合に所属する「ひだまりの泉 萩の湯」オーナー長沼雄三さん。
ご子息がいたとしても、銭湯の仕事は朝から夜中まで働いて休みは週1回。燃料費が高騰する一方、入浴料金は物価統制令で上限が定められているため、後を継ぎにくいのが現状だといいます。
しかし一方、近年のサウナブームやレトロブームを背景に、銭湯の良さは幅広い世代に再認識されるようになりました。日々の疲れをリフレッシュするべく、“ホーム銭湯”の広い湯船やサウナでととのうビジネスパーソンや、プチ旅行気分で都内の湯巡りを楽しむ銭湯女子も増えています。

2001年に東上野の実家「寿湯」を25歳で継承した長沼さんは、そうした潜在的需要をいち早くキャッチした“進化系” 銭湯のパイオニア。
アメニティの無料化やWEBの開設、ロビーや脱衣場の改装で利用者数増加の手応えを得た長沼さんは、さらにサウナの強化や露天風呂の拡張に着手し、伝統的な外観はそのままに、寿湯を都内有数の人気銭湯へと昇華させました。
寿湯で新規顧客の開拓に成功した長沼さんは、2017年、築40年のビル型銭湯「萩の湯」を都内最大級の大型銭湯へリニューアル。2024年には定員22名のサウナ室を目玉に入谷の「白水湯」を再建するなど、地元・台東区で銭湯文化のアップデートに取り組んでいます。
下町情緒の残る台東区は、今も銭湯がコミュニティの場として機能しており、人口あたりの銭湯密度は都内一の20軒。
「昔ながらの唐破風造りの銭湯から若いオーナーさんが改装したユニークな銭湯まで、台東区ではさまざまな個性の銭湯が営業しています。ブーム以前からサウナ愛好家が多い地域だったため、サウナ併設の銭湯も多いんですよ。また、ほとんどの銭湯が地下水を汲み上げていて、お湯が柔らかいのも特徴です」(長沼さん)
2026年のスタンプラリーは景品も充実。可愛いタオルや風呂桶がもらえる!

イベントや他社コラボ企画も盛んに行われる台東区の銭湯では、公衆浴場組合を中心に毎年スタンプラリーを実施。昨年、好評を博した「つたじゅう台東銭湯巡り」に続き、今年は6月から「東京メトロ×台東銭湯スタンプラリー2026」が開催されます。
「東上野には東京メトロさんの本社があり、社員の方々と餅つき大会などの行事を通じて交流する機会がありました。今年は上野周辺の再開発にも関わっている東京メトロさんの力をお借りして台東区を盛り上げたいと思い、コラボで銭湯スタンプラリーを企画しました」と長沼さん。

今回のスタンプラリーでスタンプを押せるのは、台東区公衆浴場組合の銭湯20軒と区内の駅3カ所、浅草文化観光センター、松坂屋上野店の合計25カ所。
その25カ所のうち、銭湯1カ所を含む3カ所を巡ってスタンプを集めるとオリジナルのシールがゲットできます。10カ所目のスタンプでは、台東区の銭湯名を路線図風にデザインしたタオルを進呈。タオルは10銭湯ずつ店名が入った2種類を用意しています。
そして20カ所に到達すると、台東銭湯の公式キャラクター「台東ゆ〜ぱん」と東京メトロの車両がプリントされた、レトロ可愛い風呂桶をプレゼント! 風呂桶はもちろん自宅で使ってもよし、タオルと一緒に小脇に抱え、行きつけの銭湯の暖簾をくぐるのも小粋です。



「台東区は上野や浅草を中心に、人気の観光スポットが集まっている散策エリア。ウォーカブルシティとも呼ばれています。本来、銭湯には地域の人々の健康増進の役割もありますし、銭湯でスタンプをもらったら、次の銭湯まで街の景観や下町グルメを楽しみながら散策してみてはいかがでしょうか。東京メトロの駅も点在していますので、疲れたときは地下鉄で移動できます」(長沼さん)
例えば上野から浅草までの定番コースなら「寿湯」や「日の出湯」に立ち寄れますし、下谷神社や仏壇通り、かっぱ橋道具街をぶらぶらすればちょうどいいウォーキングに。浅草寺の裏手方面には、宮造りの外観を残す「曙湯」や「鶴の湯」といった老舗銭湯も健在です。
また、隅田川テラスやスカイツリーの景観が魅力の浅草橋周辺、レトロな雰囲気や下町情緒あふれる三ノ輪や入谷周辺にも、おすすめの銭湯が点在しています。
「銭湯の多くは住宅地や路地にあるため、歩いてみると、ふだん気づかなかった風景や下町の魅力に触れることもできると思います。今回のスタンプラリーは、年配の方も楽しめるようデジタルではなく紙で実施しますので、スタンプカードを忘れずにお持ちください」(長沼さん)
※スタンプ対象の台東銭湯20軒については、長沼さんの推しポイントを交えつつ、末尾に一覧を掲載していますのでご参照ください。
暑い夏も気軽にリフレッシュできるのが銭湯の魅力

昨今は、修学旅行の宿泊先でも大浴場を避ける小中学校もあるなど、公衆浴場を利用したことがないまま育った人も増えているといいます。
長沼さんは「そうした若年層にこそ、今回のようなスタンプラリーを機に銭湯の魅力を知ってもらえたら」と話します。
「初めての方には、まず広い大浴場でたっぷりのお湯に浸かる気持ちよさを体験してほしいですね。寒い冬は家のお風呂に入ってもすぐ冷めてしまったり、脱衣所が寒かったりしますが、銭湯は浴室全体の温度が保たれているので温まり方が違います。暑い夏も最後に水風呂でととのえば、リフレッシュできて気持ちいいですよ」(長沼さん)
東京都の銭湯であれば、料金もたった550円。猛暑日の移動で疲れたときは、近場の銭湯でサクッと汗を流すといった使い方も可能です。また、寝苦しい夜も銭湯のお風呂で一度温まれば、就寝時に体温が下がって寝付きやすくなるため、夏バテ予防に効果的です。
長沼さんは、地方で用事がある際もスマホで近くの銭湯をチェックし、お風呂でさっぱりしてから飲み会に行くことが多いのだそう。
「仕事帰り、散策帰りに銭湯でととのい、近隣の店で一杯やって帰る。ぜひ、そんな至福のひとときを体験していただきたいです」
「東京メトロ×台東銭湯スタンプラリー2026」対象!台東銭湯20軒
1.富士の湯(東京メトロ 日比谷線 南千住駅 徒歩15分)
住所:台東区橋場2-21-7
高い天井が気持ちいい地域住民の癒しの場。雄大な富士山のペンキ画は必見

2.改栄湯(東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅 徒歩3分)
住所:台東区三ノ輪2-10-15
デザイナーズ銭湯の先駆け。高級スパ並みの設備でプチ贅沢気分を味わう

3.湯どんぶり栄湯(東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅 徒歩10分)
住所:台東区日本堤1-4-5
個性豊かな10種の内湯に、露天やサウナも充実。女性人気も高い温泉銭湯

4.有馬湯(東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅 徒歩10分)
住所:台東区竜泉3-31-2
館内も浴場も明るく広々。最後のタイル絵師・石田章仙の錦鯉は要チェック

5.堤柳泉(東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅 徒歩10分)
住所:台東区千束4-5-4
温泉は源泉掛け流し。あつ湯・水風呂・サウナの三重奏でしっかりととのう

6.鶴の湯(浅草)(つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩12分)
住所:台東区浅草橋5-48-4
浅草寺裏手の住宅街に鎮座する宮造り銭湯。無料サウナが浅草っ子に人気

7.アクアプレイス旭(つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩7分)
住所:台東区浅草5-10-10
高温サウナと天然地下水かけ流しの水風呂が好評。手ぶらで立ち寄ってリフレッシュ

8.曙湯(東京メトロ 銀座線 浅草駅 徒歩15分)
住所:台東区浅草4-17-1
藤の開花が美しい藤棚付き宮造り建築。伝統とモダンが融合する進化型銭湯

9.富久の湯(東京メトロ 日比谷線 入谷駅 徒歩10分)
住所:台東区千束2-34-6
アンティーク家具のロビーがお洒落。居心地の良さが評判の和モダン銭湯

10.白水湯(東京メトロ 日比谷線 入谷駅 徒歩3分)
住所:台東区入谷1-21-12
深さ90cmの高温深風呂が名物。2024年リニューアルのスタイリッシュ銭湯

11.宝泉湯(東京メトロ 日比谷線 入谷駅 徒歩5分)
住所:台東区根岸3-14-14
サウナと日替わりミスト薬風呂が人気の洋風銭湯。熱帯魚の水槽がお出迎え

12.ひだまりの泉 萩の湯(JR 山手線 鶯谷駅 徒歩3分)
住所:台東区根岸2-13-13
お風呂もサウナも都内最大級の規模と設備。食事処でお酒や定食も楽しめる

13.朝日湯(東京メトロ 千代田線 千駄木駅 徒歩2分)
住所:台東区谷中2-18-7
谷中散策の立ち寄りにぴったり。コインランドリーも絵になるレトロ銭湯

14.寿湯(東京メトロ 銀座線 稲荷町駅 徒歩2分)
住所:台東区東上野5-4-17
広々露天スペースと2種のサウナが充実。企業コラボやドラマのロケでも有名

15.日の出湯(東京メトロ 銀座線 稲荷町駅 徒歩3分)
住所:台東区元浅草2-10-5
樹齢1000年以上の古代檜の浴槽が魅力。

16.燕湯(東京メトロ 銀座線 上野広小路駅 徒歩4分)
住所:台東区上野3-14-5
登録有形文化財に指定された老舗。朝6時開店の熱々の朝湯に常連客が並ぶ

17.三筋湯(都営 大江戸線 新御徒町駅 徒歩6分)
住所:台東区三筋2-13-2
東京銭湯を象徴する坪庭付き宮造り建築。溶岩を誂えた浴室は風情たっぷり

18.帝国湯(JR 総武線 浅草橋駅 徒歩10分)
住所:台東区浅草橋5-23-6
薪炊きで体の芯まで温まる「あつ湯パラダイス」。レトロな番台スタイルも人気

19.鶴の湯(浅草橋)(JR総武線 浅草橋駅 徒歩6分)
住所:台東区浅草橋5-27-2
唐破風屋根が重厚なレトロ銭湯。脱衣場の格子天井や浴室のタイル画も必見

20.辨天湯(弁天湯)(都営 浅草線 浅草橋駅 徒歩2分)
住所:台東区浅草橋1-33-6
駅近でアメニティ無料。江戸っ子御用達銭湯が気軽に手ぶらで楽しめる。マンション入口の小さな祠が目印。

【イベント情報】
東京メトロ×台東銭湯スタンプラリー2026

・開催期間:2026年6月15日(月)~7月26日(月)
・参加費:無料
・スタンプ設置箇所
東京メトロの駅(上野駅・浅草駅・入谷駅)
台東区内の公衆浴場組合加盟の銭湯(20カ所)
台東区内の観光等スポット(松屋上野店 パークプレイス24 ピロティ1F・浅草文化観光センター2F)
台東銭湯 公式サイト
https://www.taitosento.com/
台東銭湯 公式X
https://x.com/taitosento
