原宿の一番名所、明治神宮にミュージアムがあるって知ってた⁉ 古き良き日本の美と涼をテーマにした展覧会に興味津々♪

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都心のど真ん中、原宿にありながらも豊富な緑に囲まれ、国内海外を問わずに多くの人が訪れる明治神宮。今この明治神宮のミュージアムがあるって知ってましたか? そのミュージアムで、今、日本の美と涼をテーマにした展覧会が開催中。暑い夏、喧騒を抜け出し、涼やかなひと時を過ごせそうなこの催しを、早速チェック。

明治神宮ミュージアムで9月23日(祝日)まで開催中の「涼を呼ぶ美と文化」。毎日厳しい暑さが続きますが、自然と共生しながら暮らした、かつての日本の人々はその暑さをしのぐため、調度品や衣類に風通しの良い素材を用いるなどさまざまな工夫を凝らして涼を取り入れました。爽やかな色彩や、風鈴の音色など五感から涼を感じながら、暑い夏を楽しむ術や工夫を考えてきました。そうした術や工夫は、日本の夏の涼しい過ごし方であり、今も受け継がれています。この展覧会では、明治神宮が所蔵する明治天皇、昭憲皇太后の御物を中心に、涼しさを連想させる清涼感ある品々が並べられています。

ば、昭憲皇太后御料の御小袿。薄手の生地で涼し気に作られていながらも、日本古来の気品に満ち溢れています。各所に施された精緻な装飾にも圧倒。

昭憲皇太后御料の御小袿。御料とは、貴人が実際に召していたものを指す言葉。

古来から踊りに納涼に使われてきた扇子。この展覧会では「蝙蝠扇(カワホリオウギ)」と呼ばれる品を展示。一見、とても豪華な仕上がりに見えますが、これでも略式のもので、カジュアルなアイテムだったというのだから驚きです。

蝙蝠扇。平安時代から伝わるもので、広島の厳島神社などにも所蔵されている歴史ある品。また、錦絵などの展示も。中でも幕末から明治にかけて活躍した画家、楊洲周延による明治天皇錦絵「玩鮎逍遥之図」に着目。夏の小川の情景を感じさせてくれる、見て涼しくなれます。

作品を通して「涼」のひとときを感じる「涼を呼ぶ美と文化」。緑に囲まれた癒しのパワースポットとしても知られる明治神宮を散策しながら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【イベント情報】
明治神宮ミュージアム
「涼を呼ぶ美と文化」
東京都渋谷区代々木神園町1-1
03-3379-5511
9月23日(祝日)まで開催中。
10時~16時30分(入館は閉館の30分前まで)
木曜休館
料金は、大人1000円、高校生以下・団体900円。

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