懐かしい!これは行きたい!森永エンゼルパイなど国民的お菓子のパッケージで誰もが目にしたイラスト作家の個展が新宿で!

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「光の情景画家」と呼ばれる笹倉鉄平を皆さんはご存じでしょうか。1980年代にイラストレーターとして、森永製菓の「チョコボール」や「小枝」、「エンゼルパイ」といった数多くの有名なお菓子のパッケージなどを手がけたのちに、1990年より本格的に画家としての活動を始めて国内での知名度を高め、2000年代にはイタリアや中国、フランスなどでも個展を開催し、国内外の幅広い世代にファンがいる画家です。

そんな笹倉鉄平氏の個展「笹倉鉄平展―光彩の情景―」が現在、新宿の高島屋で開催されています。氏が訪れた旅先などで得た印象、浮かんだ想い、自身が紡ぐ物語を絵筆にのせて表現した、最新作を含む人気の版画作品が展示・販売されています。淡い光のなかに浮かぶ街角の風景は、ノスタルジックな気持ちを思い起こさせ、「ほっ」とするような暖かい気分にさせてくれます。

今回展示される作品のなかで、ぜひ干渉をおすすめしたいのが8世紀に聖エミリオが隠遁生活を送ったことから名がついた、ワインの名産地であるフランス・ボルドー近郊のヌーベル・アキテーヌ地方の街サン・テミリオンの風景を描いた作品。優しくも鮮やかな緑の色づかいが印象的です。

同じくフランス・パリのルーブル美術館近くにあるパサージュ(日本風に言えばアーケード街)「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」前の光景を切り取った作品。暖かい光が街の活発さを伝えてきます。

氏の最新作である「バーンズリー・ガーデン」。イギリスでもっとも美しいと評される庭園が描かれています。咲き乱れる花々と、落ち着いた色合いの建造物の調和の美しさに目を奪われます。

どこか懐かしく、暖かい。そんな版画の魅力を再発見できる展示になっていますので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

【イベント情報】
「笹倉鉄平展 ―光彩の情景―」
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2新宿高島屋10F インテリアアートギャラリー
2024年4月10日(水曜)~23日(火曜)

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