日本全国地震列島。日本は、いつどこで地震が起こるか分からない地域。東京などの都市圏はもちろん、中山間地域においても、住人はいつも地震に備えておかなければ、自分や家族の生命、財産は守れません。
そこで、日本の防災の権威、目黒教授がご指南。連載第50回目は「被災してしまったらどんな公的なサービスが受けられるのでしょうか」。
目黒教授 事後に受けられる公的なサービスとしては、例えば被災直後だったら、応急給水とか食料などから始まります。自宅が被災したり、ライフラインが停止したりして自宅での生活が困難な場合は、地域の公民館や小中学校の体育館などの避難所に行ってください。ここでは一定期間、避難生活を行うわけですが、水や食料、仮設トイレ、そしてもう少し後になると、シャワーやお風呂のサービスなどを受けることができるようになります。
このような公的サービスの情報を得る窓口が避難所や市役所に開設されますが、インターネットが使えるようになれば、検索すればすぐに入手できると思います。そのため、落ち着いて情報入手を試みてください。その後には、被災度判定結果に基づく、被災建物の公費解体、被災者生活支援金などの見舞金や仮設住宅の供給などが行われます。(次回に続く)
●目黒公郎プロフィール
東京大学大学院情報学環長・教授。専門は総合災害管理、国際防災戦略。内閣府本府参与、多数の省庁の防災委員、日本地震工学会、地域安全学会、日本自然災害学会などの会長を歴任。防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞。
●目黒教授のラジオ連載「みんなのサンデー防災」は、各種の災害がもたらす被害の最小化と、災害時を被災地地域の課題を解決する機会として活用し、発災以前よりもいい地域に改善するために必聴の番組。毎週日曜14時〜全国コミュニティFMで放送中。詳しくは「みんなのサンデー防災」で検索してみてください。
