【目黒教授のワンポイント防災講座 vol.51】もし自分の家が被災してしまったら?「り災証明書」とは?

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日本全国地震列島。日本は、いつどこで地震が起こるか分からない地域。東京などの都市圏はもちろん、中山間地域においても、住人はいつも地震に備えておかなければ、自分や家族の生命、財産は守れません。

そこで、日本の防災の権威、目黒教授がご指南。連載第51回目は「自分の家が被災してしまった場合はどうしたらいいですか」。

目黒教授 以前に応急危険度判定の話をしましたが、これは被災家屋の余震等による二次被害の防止を目的とするもので、その建物に入っていいのか、いけないのかの判断基準として用いられるものです。これとは別に、建物が財産としてどれくらいの被害を受けていているのか、どのレベルの行政サービスを受けられるのかの基準となる被災度を評価する被害認定調査を行政が行います。この認定結果に基づき、「り災証明書」が交付されます。

これを受けていただければ、その認定結果に応じて、支援金がもらえるとか、仮設住宅に入れるとかが決まります。これを受けていただくのがまず最初の第一歩ですので、これを忘れないで受けてください。また事前に地震保険に入っている場合は、保険会社による被害判定(建物と家具などの備品に分けて)が行われ、その判定結果に応じた保険金(建物と備品に分けて)を受けることができます。(次回に続く)

目黒公郎プロフィール
東京大学大学院情報学環長・教授。専門は総合災害管理、国際防災戦略。内閣府本府参与、多数の省庁の防災委員、日本地震工学会、地域安全学会、日本自然災害学会などの会長を歴任。防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞。

●目黒教授のラジオ連載「みんなのサンデー防災」は、各種の災害がもたらす被害の最小化と、災害時を被災地地域の課題を解決する機会として活用し、発災以前よりもいい地域に改善するために必聴の番組。毎週日曜14時〜全国コミュニティFMで放送中。詳しくは「みんなのサンデー防災」で検索してみてください。

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