新宿にいながらパリ気分!?繁華街に佇む隠れ家カフェに潜入!

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ここは百貨店や量販店、映画館が立ち並ぶ新宿三丁目。居酒屋やバルが多い地域かと思いきや、実はオシャレで落ち着くカフェがあるという最新情報をキャッチ!さっそく潜入調査をしてきました!

目次

カフェのコンセプトはパリ郊外のアパート!?

「appartement 301」のエントランス

 東京の中心地であり、日々多くの人でごった返す新宿三丁目。居酒屋が立ち並ぶ雑多な街並みの中にオアシスのように佇むのが、ここ「appartement 301」です。

 本当にここにカフェがあるの?と少し不安になる街並みを抜けると、そこには一棟のこぢんまりとしたビルが。勇気を出して3階へ昇ってみると、真っ赤な木の扉が見えてきます。パリのお菓子屋さんを思わせる趣深い雰囲気に、期待で胸が高鳴るではありませんか。

赤い壁紙と木製の看板が異国情緒を漂わせる

 カランコロンカラン――。

 軽快にドアベルを鳴らしながら扉を開ければ、アンティークの椅子や小物、間接照明が目に飛び込み、異国の世界観に一気に包み込まれます。つい、ここが新宿であることなんて忘れてしまいそうに。勇気を出してビルに入ってきてよかった!そう思う瞬間です。

カフェ経営のエキスパートがこだわり抜いたオシャレな内装

細かく仕切られた店内

 店内の特徴を一言で表すなら、ヨーロッパの屋根裏アパート風のカフェダイニング。小さく区切られた半個室がいくつもあり、その一つひとつの壁紙やソファ、小物が異なっていて、どれも個性的です。空いているタイミングであれば、自分の好みの椅子を指定することもできるそう。そんなことを聞くと、通って全部の椅子を試してみたくなります。

 実は「appartement 301」は、独特の世界観の飲食店をいくつも展開しているアティックグループ(渋谷区恵比寿南)の店舗のひとつ。

オーナーの五味啓さん

 オーナーの五味啓さんは、自身がカフェを運営しているだけではなく、カフェ経営を目指す人々に向けて経営論やコンセプトワークをテーマに講義を行なっている、カフェ経営のエキスパートです。だから「appartement 301」はこんなに圧倒的な世界観を持つお店なんだな、と納得できます。

 「カフェを新しく始めるときはいつも、まずは物件と、その物件がある街をよく観察します。それから、そのお店のコンセプトとなる詩やテーマを考えるのです」と、五味さん。

 ちなみに「appartement 301」のテーマは「パリ郊外のアパルトマン」。そして、そのアパルトマン(アパート)の一つひとつの部屋には、動物好きの老夫婦や、鏡をたくさん集めているオシャレさん、いつも時間を気にしていて部屋にいくつも時計を置いている働き者など、いろんな人が住んでいるという物語を作ったそうです。

壁紙1つにもこだわりが感じられる

だから、動物のオブジェが集められた半個室もあれば、アンティークの鏡が置かれた半個室もあり、フクロウの壁紙の半個室もあるのです。

インスタ映えするラテとデザート

「アパルトマンフレンチトースト〜バニラアイス添え〜」

 メニューを見てみると、ドリンクの種類が豊富で、デザートはケーキやアイス、フレンチトーストなどがそろっています。どれも見た目が華やかで、しかも、おいしそう。

 まずはカフェラテのホット(720円)と「アパルトマンフレンチトースト〜バニラアイス添え〜」(980円)を頼んでみました。フレンチトーストは「ベリー&ベリー」「チョコバナナ」「キャラメルナッツ」の3つのフレーバーの中から好きなものを選べます。今回は「ベリー&ベリー」にしました。

カフェラテ

 カフェラテは、ラテプリンターマシンでクマのイラストをプリントしてくれます。本格的なマシンでコーヒーを抽出しているので、ほろ苦く、ほんのりとミルクの甘さを感じます。

 フレンチトーストは、卵を染み込ませてふんわりと焼き上げたバケットに、濃厚なバニラアイスがよくからみます。温かい生地と冷たいアイスのコンビネーションってどうしてこんなにおいしいのでしょうか。大粒のベリーの甘酸っぱさが味わいのアクセントになって、パクパクと食べ進みます。

お酒が好きな人も大歓迎

「海老と芽キャベツのアヒージョ」

 ちなみに、このカフェはアルコールの種類も多く、お酒によく合う前菜やピザ、パスタといったごはん類も充実しています。

 メニューにアヒージョがあると、つい食べたくなるんですよね。「海老と芽キャベツのアヒージョ(バゲット付き)」(1,430円)を頼んでみました。

 オリーブオイルがまだフツフツと湧いている状態でアヒージョが運ばれてくると、一気にテンションがあがります。やけどに気をつけながら海老を食べてみると、プリップリです。

 添えられた厚切りのバケットをオイルに浸すと、ニンニクがきいていて食欲が増す味。これは確かに、ビールやワインが飲みたくなりますね。

 あれ、よーく噛んでみるとこのバケット自体もとってもおいしい!聞けば、このカフェのために工場に特注している国産小麦100%のバケットだそう。内装だけではなく、食材にも並々ならぬこだわりがあるんですね。

 何度も通って、お気に入りの席を見つけ、メニューを制覇してみたくなる。そんな素敵なカフェでした。皆さんもぜひ、訪ねてみてください。

■appartement 301
住所:東京都新宿区新宿3-10-10 要会館3F
TEL:03-3561-0620
営業時間:12時〜23時30分
アクセス:東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線新宿三丁目駅より徒歩1分
http://atticroom.jp/301/

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