日本全国地震列島。日本は、いつどこで地震が起こるか分からない地域。東京などの都市圏はもちろん、中山間地域においても、住人はいつも地震に備えておかなければ、自分や家族の生命、財産は守れません。
そこで、日本の防災の権威、目黒教授がご指南。連載第41回目は「車の運転中に災害が起こったら、どのようにすればいいですか」。
目黒教授 原則としては、まずはハザードランプを点けて、徐行しながら左側の路肩に停めてください。ただし、その左側の路肩が、例えば、斜面になっていて上から物が落ちてきそうだとか、あるいは左側が崖で崩れる危険性があるような場所では、そこは危ないので徐行して進んで、なるべくフラットなところに停めていただくことが重要です。橋の上なども、海岸の近くでは津波の危険性をはじめ何があるか分からないので、できれば渡りきってフラットなところで停めてください。
その上で、車の中でラジオを聴く、携帯を見るなどして、正しい情報の入手に務めるとともに慎重に行動してください。車から離れる場合は、後で移動させる必要があるので、キーを付けたままにしてください。いずれにせよ、「慌てない、慌てない。」これが重要です。(次回に続く)
●目黒公郎プロフィール
東京大学大学院情報学環長・教授。専門は総合災害管理、国際防災戦略。内閣府本府参与、多数の省庁の防災委員、日本地震工学会、地域安全学会、日本自然災害学会などの会長を歴任。防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞。
●目黒教授のラジオ連載「みんなのサンデー防災」は、各種の災害がもたらす被害の最小化と、災害時を被災地地域の課題を解決する機会として活用し、発災以前よりもいい地域に改善するために必聴の番組。毎週日曜14時〜全国コミュニティFMで放送中。詳しくは「みんなのサンデー防災」で検索してみてください。
