SDGsマガジン「ソトコト」とメトロアドがタッグを組んだ、オンラインメディア「Planet M(プラネットM)」が、昨年12月21日にローンチ! SDGsとライフスタイルを掛け合わせた、”ウェルビーイング=ご機嫌”な社会づくりと暮らし方の情報を届ける新マガジン。創刊の背景やビジョンについて、「ソトコト」「Planet M」の編集長である指出一正さんにお話を伺いました。
SDGsを気軽に、楽しく暮らしに取り入れるヒントが満載!
人々にとって、より良い、ご機嫌な社会や地域がサスティナブルに続くこと――。そんな”ウェルビーイングな未来”を目指し、1999年の創刊以来、「スローライフ」「ロハス」「ソーシャル」「ローカル」など、社会をリードするさまざまなキーワードを発信してきた雑誌「ソトコト」。そんな同誌が昨年12月、交通広告などを扱うメトロアドと連携し、「SDGs×ライフスタイル=ウェルビーイング」をテーマにしたオンラインマガジン「プラネットM」をローンチしました。
複雑で多様な現代に生きる私たちが、SDGsをライフスタイル(毎日の生活の中)にうまく取り入れて、”ご機嫌”に暮らすための情報を厳選する「プラネットM」。知識(学び)から食、住、注目のニュースまで、幅広いコンテンツを展開しています。そのコンセプトについて、編集長の指出一正さんは次のように話します。
「『プラネットM』の『プラネット』は、僕の大好きな映画監督であるジム・ジャームッシュの作品『ナイト・オン・ザ・プラネット』(邦題)から。世界には多様性の象徴ともいえるたくさんの日常があって、日々のささやかな幸せや感動、ユーモアの積み重ねこそが、人間の『ご機嫌力』を高めてくれる。『M』はメトロアドのM。SDGsの観点から、私たちの日々がご機嫌で幸せになるようなニュースをお届けしたいと思っています」
創刊時のビジョンをかたちづくったのが、長いコロナ禍で改めて浮かび上がった「ウェルビーイング」の大切さだといいます。
「コロナ禍のなかで、僕たちはあらためて『生きること』や『そこに暮らすこと』について問いを投げかけ、そのなかで、『一番大切なことは割と近くにある』ということに気づいた人も多いのではないでしょうか。『わたしはやっぱりカレーが好きなんだな』とか、『家族と他愛のない話をしているときが最高だよな』といった、じわりと染み出してくるような喜びをかみしめているとき、僕たちはウェルビーイングを感じているのだと思います」
指出さんによると、ウェルビーイングは同じく「幸せ」のニュアンスを指す「ハッピー」に似ているものの、「ハッピー」は短期的な幸せ、「ウェルビーイング」は中長期的な幸せを指すのだそう。それをふまえて、「『プラネットM』では、中長期的な幸せを社会で保ち、つくり出していけるような各地の取り組みやデータ、プロジェクトなどを発信していきたい」と展望を語ってくれました。
ソトコト独自のコンテンツで、新しい価値観に出会う
「プラネットM」の強みは何といっても、ソトコト独自の多様なコンテンツにあります。さらにメトロアドとの組み合わせにより、「うれしい出会い」も期待できると指出さんは話します。
「人との出会いと同様に、ふとした言葉や気分と出会うことで、暮らしのスタイルや生き方が変わることがよくあります。僕はそれを『エンカウンター』と言っていますが、メトロアドと連携することで『社会のエンカウンター率』を最大にすることができる。そのなかで、SDGsに関する人々の意識の広がりや連鎖、ムーブメントが進行することも期待しています。同時に、みなさんが『どこかでいいことないかな』みたいな気持ちになったとき、『プラネットM』が、そのいいことをお届けするお役に立てるかもしれません」
「プラネットM」はコアとなるソトコト本誌やソトコトオンラインとはまた異なり、「少しSDGsに興味・関心がある」という人にもアクセスしやすいハードルの低さも魅力。SDGsを全く知らない人も、新たな興味を持つきっかけになるかもしれません。
「『プラネットM』は、どこからでも自由に読んでいただけるイメージで、クイックルックのようなザッピング感と間口の広さを意識しています。制作メンバーも、SDGsやウェルビーイングへの関心度はまちまち。けれど、さまざまな個性が集まっていて、何となく香りのあるエネルギーの塊のようなおもしろいものが生まれていく。そういう頼もしいんだけれど、少しふらついているような有機的な感覚を持たせたチームでつくっています」
私たちのより未来にとって大切なSDGsを、気負うことなく、楽しみながらライフスタイルに取り入れるためのヒントがつまった「プラネットM」。最後に指出さんから今後の展開について、メッセージをいただきました。
「今後はSDGsの”約束の年”である2030年に向けて、未来をつくる動きがさらに太くなっていくと思います。『プラネットM』でも、2025年の大阪・関西万博といった具体的なアクションはもちろん、教育や子育て、福祉、リジェネラティブ、サーキュラーエコノミー、ローカル、DX、SXといった分野での、”ご機嫌度”の高いニュースや提案を発信していく予定です。ぜひご期待ください!」
■プラネットM
https://planetm.jp/