日本全国地震列島。日本は、いつどこで地震が起こるか分からない地域。東京などの都市圏はもちろん、中山間地域においても、住人はいつも地震に備えておかなければ、自分や家族の生命、財産は守れません。
そこで、日本の防災の権威、目黒教授がご指南。連載第33回目は「被災後の水や料理について教えてください」。
目黒教授 水は飲料水とそれ以外の水に分けて考えてください。飲料水は、一日だいたい2Lから3Lと言われますが、これは他の食べ物から得る水も含めてです。これに×人数×日数で必要最低な量が計算できます。
料理については、約3分の2の家庭にあるとされるカセットガスコンロを使うと、通常のカートリッジ1本で強火70分、中火や弱火であればその倍くらい焚けます。1ダースくらい用意しておけば、通常の家族であれば1週間前後は問題ないと思います。
湯煎調理が必要な場合、飲料水は貴重なので、風呂桶の残り湯などを使うと良いでしょう。ジップロックのような袋の中に素材を入れて料理すれば、数種類の料理とご飯を同時に準備できます。鍋の底に皿を一枚沈めておくと、ナイロンの袋が熱で溶けてしまうことも防げます。(次回に続く)
●目黒公郎プロフィール
東京大学大学院情報学環長・教授。専門は総合災害管理、国際防災戦略。内閣府本府参与、多数の省庁の防災委員、日本地震工学会、地域安全学会、日本自然災害学会などの会長を歴任。防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞。
●目黒教授のラジオ連載「みんなのサンデー防災」は、各種の災害がもたらす被害の最小化と、災害時を被災地地域の課題を解決する機会として活用し、発災以前よりもいい地域に改善するために必聴の番組。毎週日曜14時〜全国コミュニティFMで放送中。詳しくは「みんなのサンデー防災」で検索してみてください。
